今回の調理実習のテーマは「季節のお料理」。

作ったのは、クリスマスケーキ・伊達巻・お雑煮です。

お雑煮は、福岡県の郷土料理である「博多雑煮」のレシピを参考に作りました。

レシピ
材料は
・おもち・里芋・かまぼこ・ブリの切り身・だし汁・人参・かつお菜・大根・酒・塩・醤油
です。
①だしの具(昆布・焼アゴ)を火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出し、5分程度に出し、削りガツオを加え1分煮て火を止め、5分放置。
②里芋と人参は皮をむき、下ゆでする。しいたけは水に戻しいちょう切り。かつお菜は青くゆで、3cmに切る。
③ブリは4~5日前から塩をしておいたものを洗って塩をおとし、一口大の角切りについてさっと霜降りにする。
④餅は一度水洗いして粉を洗い落としたあと、昆布を敷いた器に入れ熱湯を何度か替えながら、もどす。
⑤椀に大根と敷き餅を入れ、具を並べ、熱い汁を注ぎ込む。

由来と歴史

博多雑煮」に欠かせない材料のかつお菜は、博多に古くから伝わる野菜で高菜の仲間である。茎の部分がカツオ節の風味があることから、この名になったそうだ。色は濃い緑色で、肉厚の葉は縮れている。ブリは「ヤズからイナダ、ハマチ、最後にブリ」と大きさによって名前が変わっていく出世魚で、めでたい席の料理に使われるが、なぜブリを博多では雑煮入れるようになったかは、いろいろ説がある。その一つとして、博多では、嫁の里に年末「嫁さんぶりがよい」と大きなブリを一本持っていく風習があった。そのため正月のおせちの材料や雑煮に使用されるようになったともいわれている。そして、「博多雑煮」は、まるでおでんのように、具を1人前ずつ竹串に刺して準備しておくというユニークなつくり方である。

なかなか作る頻度が少ない料理のラインナップ。慣れない手つきで試行錯誤する生徒たち。今回は材料も手順も多く、限られた時間の中で完成させるのが難しかったようですが、なんとか完成させることができました。

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